照明費試算

こちらのコーナーでは、そもそも照明費とはなんぞやという概略を説明します。
照明費試算はこちらへ

一般的に照明費は高いと言われていますが、ではなぜそこまで高くなってしまうのか?
そこのところを説明していこうと思います。

ではまずはじめに、照明費は何で決まるか?という疑問にお答えしましょう!

照明費=プラン料+オペレーション料+人件費+機材費

とまぁ、大体はこんな感じであります。
その他打ち合わせ代・車両費・交通費などなど色々ありますが、そのへんは話し合いなどで解決することが多いと思いますので省かせていただきます。
それでは、それぞれの項目について説明していきましょう!

<プラン料>
まずはプラン料から。
これは文字どおり照明プランをすることによって発生する金額です。
プランとは、稽古を見て演出家とどのような照明にするか話し合いそれを図面に書き起こし、演出家の望む明かりを実現させる作業です。
この中に稽古場への交通費や、稽古見に対する時間、手間などの費用も入ってきます。
それに対する報酬と考えてください。

<オペレーション料>
次にオペレーション料とは、本番実際に操作(オペレーション)を行う技術費です。
どんなにいい明かりでも、芝居とのタイミングが合わなかったり、情緒あるシーンなどで無感情に照明が変化してしまったりしたらだいなしです。
芝居なら芝居心、音楽ならリズム感や音感などが問われてきます。そこに対する保証とでも言えばよいのでしょうか?
もちろん、時間を拘束することになるので人件費も派生します。

<人件費>
それでは人件費とはなんなんだというと、実際に働く拘束時間にかかる金額と考えてください。
というのも、だいたい劇場入りして退館まで9時〜22時を作業時間と考えます。
まぁ単純計算で13時間!
実際は現場によって拘束時間は変わりますが、その間やはり公演にかかりきりとなってしまうことを考えるとどうしても割高になってしまうかもしれません。
そして忘れてはいけないのが、『一人では照明は仕込めない!』ということです!
まぁ予算の関係からやむなく一人で仕込むパターンもありますが、やはり明かりや、芝居にこだわるのであれば、最低二人から三人の人手は欲しいものです。
もちろんその人たちにも人件費は発生します。

<機材費>
機材費とは特殊機材を使用したり、会館にある機材だけではまかないきれない仕込みをするときに発生します。
というのは、会館にもよりますが、必要最低限の照明機材しかそろっていない事が多いです。
そのため、演出の見せ方的にどうしても持ち込むことが必要になってしまう機材があります。
そして、照明機材は消耗品です!
なぜなら中に入っているのは電球ですし、コードだって電気を通しているわけですから劣化していきます。
さらに、電球の一つ一つが、家庭用とは比べ物にならないほど値が張ります。
そして切れやすくもあります。となるとどうしても機材費として消耗品の使用費はいただかざるおえません。

とまぁこのほか、機材を運ぶのにも手運びというわけにはいきませんから車両をどうするか?
こちらで出すなら駐車場はあるのか?運転手はどうするのか?などなどさまざまな事柄に対応していかなければなりません。
まぁそんなこんなで照明費というものは決まって行くのだぞぉといった感じであります。
それでは実際いくらくらいかかるんだといったことをこれからは話していきましょう!!

なんだかんだと言ってまいりましたが、正直上記の金額をまともに請求できることはまれです。
特に小劇場を楽しみの為や、研究の場として一緒にやっていこうというパターンが多くなっております。
また照明費をおさえるため、専門学生や卒業生、下手したら役者さんに依頼するといったことも多くなっていると思われます。
正直学生のような金額では出来ませんが、芝居に対してこだわりを持ってやってゆきたいと思っております。

小劇場の場合(あくまで試算です)

照明費<プラン料>2万<オペレーション料(人件費含)>2万×日数(仕込み日含む)<仕込み要員の人件費>2万×<人数>機材費(持ち込み量による)

もちろん状況によって前後はすると思いますが、おおよそこのような感じになっております。
もっと詳しく知りたい方は問い合わせフォームよりメールをお送りください。
また、初回割引もいたしておりますのでどうぞご相談ください。

TOP プロフィール 照明用語Q&A BBS 過去の公演写真 e-mail 照明費試算 links 募集中!